2024/10/17
米価はなぜ高騰したのか！？その真実��
お米の価格が高騰しました。
その原因について前回から書いています。
その続き第２回です。
テレビなどのマスコミでは、いくつかの原因を上げています。
１．肥料高騰などによる生産コストの上昇
２．昨年の新潟米などの品質低下により歩留まりが悪い
３．インバウンド等による需要増
前回は１が間違いであることを述べました。
今回は２についてです。
・５年産新潟米などの品質低下により精米歩留まりが悪いため。
これは本当です。
令和５年の新潟県産コシヒカリは
１等比率はわずか4％でした。
品質低下の原因は猛暑による高温障害です。
高温障害のお米は白っぽくなるのが特徴です。
本来、コシヒカリは透き通ったあめ色をしています。
昼間、光合成で作った栄養を、夜に実(お米)にため込むためデンプンがぎっしり詰まっているから透き通って見えるのです。
ところが、猛暑(特に夜温が高い)だとデンプンを充分に実(お米)にため込むことができず、すき間ができてしまいます。
これがお米が白く見える原因です。
このようなお米は精米すると割れたり削れたりしやすく、歩留まりが悪い、つまり無駄が多く、精米時に減ってしまいます。
全体でみるとこの量がばかにならないのです。
よって２の報道は本当です。
次回へ続く
