2024/10/02
米価はなぜ高騰したのか！？その真実��
お米の小売り価格が値上がりしています。
昨年比約1.5倍です。
テレビなどのマスコミでは、いくつかの原因を上げています。
１．肥料高騰などによる生産コストの上昇
２．昨年の新潟米などの品質低下により歩留まりが悪い
３．インバウンド等による需要増
さてこれらは本当なのでしょうか？
２つは真実ですが、１つは間違いです。
米価は需要と供給のバランスによってほぼ決まります。
さて紐解いていきましょう。
１．肥料高騰などによる生産コスト上昇
これは間違いです。
肥料・農薬・燃料・農業機械・人件費等が値上がりし、生産コストが増えたのは本当です。
しかし、それによって米価が高騰したわけではありません。今まで、どれだけ農家さんの経営が苦しくても、それが米価に反映されたことは皆無といっていいでしょう。
現に平成26年には概算金9,000円/60�圓箸いβ臻粛遒�起きています。苦しい経営が続く米農家の傷口に塩をすりこむような仕打ちでした。国は「生産コストを下げましょう」「需要に見合った米作りをしましょう」と、まるで責任が農家さんにあるかのような言い方をし、お米の価格を上げたりできませんでした。
つまり「お米の生産コストが上がったので米価を上げます」といった農家主導の相場は作れないのです。
次回へ続く
