よみもの

2021/08/17
【らいさま】雷と水の関係
【らいさま】って知ってますか?
栃木県は雷の多い県です。
雷のことを親しみをこめて(?)らいさまと呼びます。
「らいさま鳴ってっから早く帰れー」 みたいに使います。
もちろん「雷様」から来ています。
でも普通、「かみなりさまが鳴ってる」って「様」まで付けませんよね? それだけ栃木県では身近なものだということでしょう。
(若い人はかみなりって言いますけど)




栃木県に雷が多いのは、群馬県の山で上昇気流によってできた雲がやってくるからだそうです。つまり「らいさま」は群馬県産と言える…?でしょうか。

さて、雷ってどうしてできるかご存知でしょうか?
水蒸気を含んだ空気が上昇気流によって上空に運ばれます。
上空は寒いですから、空気に含み切れなくなった水蒸気は水滴となって出てきます(空気は冷たいとあまり水蒸気を含むことができないのです)冷たいコップの周りに水滴が出てくるのと同じですね。
もっと上空は寒いですから、水滴は氷になります。
大きく育った氷の粒は重たくて落ちてきます。




落ちてくる氷の粒と、上昇気流によって上がってくる氷の粒がこすれあって摩擦で静電気が発生します。
どんどん静電気は大きくなり、雲の下層にたまった−の静電気が+の地面に向かって一気に流れます。このときに空気が摩擦で膨張し大きな音が出ます。
普通は空気は電気を通しません。
もし通ってしまったら普通に生活してて感電してしまいます。
普通は電気を通さない空気中を無理無理に通ってしまうほど雷の電気は強いのです。
どのくらい強いかというと、10億ボルトです。
家庭用の電気が100ボルトですから10,000,000倍です。

さて今回は「水」についての回でしたが、脱線して雷の話になってしまいました。
今度あなたの地区で雷が鳴ったら「らいさま」を思い出してくださいね。



らいさまの届かない深い地下の美味しい水

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