よみもの

2020/12/16
稲作の歴史 日本人はいつからお米を食べているのか?
「ご飯を食べないと力が出ないな〜」
「パンだとすぐにお腹すいちゃうんだよね」
なんていう人、多いですよね。
それは日本人が大昔からお米を食べているから当たり前のことなのです。

では、いったい日本人はいつからお米を食べているのでしょうか…?


日本人は約3,000年前からお米を食べている
日本で稲作が始まったのは今から約3000〜2500年前の縄文時代後期と言われており(諸説あり)中国の長江流域で作られていたジャポニカ米がルーツとされています。コシヒカリをはじめ、日本で食べられているお米のほとんどがこのジャポニカ米に属します。
温暖で水が豊富な日本では稲が合っており、河川流域に水田が作られるようになりました。水が豊富な理由として梅雨と台風があります。どちらも陸地に水を運んでくれるのです。
稲は狭い面積でもたくさんの収穫を見込める作物なので、徐々に各地に広まり、稲作の道具や保管方法などの工夫がなされました。


米は単なる食べ物ではない
卑弥呼で有名な邪馬台国の頃には、お米は「食料」以外の側面を持つようになっていきます。米を多く持つ者が力を持つようになり、権力の象徴という大きな存在になるのです。
また日本において、お米ほど神聖な位置づけをされている食べ物は他にないでしょう。神への供物として、また神様がルーツの天皇が田植えをするのもその証拠といえます。
このように、お米というのは日本人にとって大変特別なものとして扱われるうよになりました。「1粒も残すんじゃない。バチが当たる」などと言われたのはそんなに大昔のことではありません。


食べ物に合った体になる
永い永い年月、メインとなる食物を食べ続けていると、生物の体はそれに合うように変わっていきます。
草を主に食べる動物は歯・胃・腸に至るまで草を消化し栄養を効率よく吸収できるように体が作られています。もし牛に肉を与え続けたら病気になってしまいます。狂牛病はそうして発生しました。
肉を食べる動物も同じです。草ばかり与えていては体調を崩し栄養失調になってしまいます。消化器官が肉に特化しているため、草をちゃんと消化できず充分な栄養を摂ることができません。それどころか細かく噛み砕くことすら大変でしょう。


お米中心の食事にしましょう!
さて、現代の日本人の食事はどうでしょうか?

数年前に小麦の消費量がお米の消費量を超え、逆転してしまいました。
小麦は比較的乾燥に強い穀物であり、ヨーロッパや北米を中心に食べられています。当然、それらの国々の方は消化器官をはじめとする体も小麦に合うようにできているのです。

米と魚と発酵植物を食べ続けてきた日本人。
小麦と肉と乳製品を食べ続けてきた欧米人。

最近、食の欧米化により日本人は身長は伸びましたが病気もそれ以上に増えました。

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