よみもの

2019/10/21
新潟産コシヒカリはほんとうに美味しいのか 産地別コシヒカリの味の違い
「お米の王様」と言われるお米の品種【コシヒカリ】
粘りと甘味があり、香りが良く、つやつやと輝きを放つのが特徴です。

しかし、同じコシヒカリでも産地によって味が変わります。

ざっくりいうと(ほんとにざっくりですが)次のような特徴があります。
西日本のコシヒカリは粘りと甘味が少なく、しっかりした食感。
東日本のコシヒカリは粘りと甘味が強く、ふっくらやわらかめ。

なぜこのような違いがでるのかというと、気候・土壌・水などの影響です。
昼夜の寒暖差が大きいと、粘りと甘味が強くなります。
土壌にミネラルが豊富だと旨味が増します。
水がきれいだと味だけでなく、香りも良くなります。

新潟県の魚沼産のコシヒカリが美味しいと有名なのは、これらの条件を満たしているからです。
実は茂木町もこの条件に当てはまります。

昼間は暑くても、夜は涼しく、山から冷たい天然水が流れ込みます。
その天然水は山の広葉樹の落ち葉のミネラルを豊富に含み、甘味があります。

魚沼産コシヒカリともてぎのコシヒカリの違いは「有名かどうか」だけなのです。

さて、魚沼産に限らず、新潟産のコシヒカリは有名ですね。
美味しい、と言われてきました。

しかし、新潟産コシヒカリには近年異変が起きています。
十数年前に新潟県は【コシヒカリBL】という改良を加えたコシヒカリを導入しました。
これは【いもち病】という病気に強い遺伝子を持つコシヒカリです。
この【コシヒカリBL】はいもち病に強い反面、味が良くない、と言われています。
つまり、新潟産コシヒカリを買うと、味の落ちる【コシヒカリBL】の可能性があるのです。

また、近年の温暖化により夏の日本海側に起きるフェーン現象が激しく、40℃近い気温が頻繁に起きているため、一等米比率が2割程度に落ち込むこともあります。

新潟、魚沼産コシヒカリのように有名ではありませんが、有名でない分、もてぎのコシヒカリは魚沼産並みに美味しいのに安く購入できます。
その美味しさは、めぐまれた気候・地形・土壌・水によるものなのです。

ろはすっぺ もてぎのコシヒカリのお店

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