よみもの

2019/08/02
コシヒカリの花が咲いています。
皆さんは、いつも食べているお米の花を見たことはありますか?

お米は「実」なので、花が咲いたあとに実ったものを食べているのです。
いったいどんな花なのでしょう。

茂木町では、ちょうど今、コシヒカリの花が咲いています。
まずは稲穂から見てみましょう。




1本取り出します。



花が咲いているのが見えるでしょうか?

上から順繰りと咲いていき、下の方まで咲き終わるのには1週間かかります。

 さらに拡大します。




パカっと開いている1つ1つがコシヒカリの花です。



青い矢印の先、白く出ているのは「おしべ」です。
赤い矢印の先、ちょっとだけのぞいているのが「めしべ」です。

午前中に開いて受粉し、数時間で閉じてしまい、もう開きません。
自家受粉といって、自分の花粉を自分のめしべに付ければ良いので、ずっと開いている必要がないのです。

短時間で行う自家受粉は、他の近親植物や稲の他品種との交配の心配が少ない、という利点があります。コシヒカリに他の品種が混じる心配が少ないということです。

受粉が済んだ花は、中にミルク状の栄養をため込みます。
それがだんだんかたくなって、お米になります。

葉っぱで日光を浴び、光合成で作った栄養を、閉じた花、正式には穎(えい)という殻の中にため込みます。
この時期は良く晴れた方が光合成が盛んになり、美味しいお米になります。

茂木町では梅雨明け後に晴れ間が続いているので、美味しいお米になるでしょう。


ろはすっぺ もてぎの美味しいコシヒカリのお店
https://www.lohasuppe.com/shopbrand/rice/