よみもの

2019/06/28
大嘗祭で使われることになった栃木のお米
天皇陛下の皇位継承に伴う重要な行事【大嘗祭】で
神々に供えられるお米を栽培する「斎田」に栃木県が選ばれました。

実は栃木県は天皇家とはゆかりの深い県なのです。
天皇家が毎年静養に訪れる「那須御用邸」、天皇家がお召し上がりになる肉・野菜を生産する「御料牧場」はどちらも栃木県にあります。

日光・那須をはじめとする山々からしみ出す良質な水、木々に浄化される美味しい空気。
美味しく安全なお米ができる条件が栃木県には備わっています。

茂木町もそうです。
山々からしみ出すきれいな水を田んぼに引き込み、コシヒカリを育てます。 木々の落ち葉に濾された雨水は、ミネラルを豊富に含みます。
茂木町の水道水は、都会から訪れた人が市販のお水と間違うこともあるくらい良質の水なのです。

美味しいコシヒカリを作っているのは水だけではありません。
茂木町の田んぼの土も美味しいお米を作っているのです。
茂木町の田んぼに入ると、慣れてない人は長靴を取られて抜けなくなってしまいます。このような粘る田んぼは昔から美味しいお米ができると言われています。
先祖代々耕して細かくなった土に、山から流れてくる落ち葉などの栄養分が混ざり、何十年何百年もかけて作られた土なのです。

さらに寒暖差が大きいというのも美味しいお米を作る重要な条件の一つです。
稲は昼間光合成をします。このときは暑くていいのですが、夜は涼しくないといけません。なぜなら、暑いとせっかく作った栄養分をお米にため込むことができないからです。 皆さんも寝苦しい夜が続くと疲れが抜けませんよね?それは体が起きてしまっているからです。 稲も同じです。お米にため込む甘味成分を寝苦しい夜に起きていて使ってしまうのです。これでは美味しいお米ができません。
茂木町は夕方になると山から流れる小さな沢に沿ってびっくりするほど冷たい空気が流れてきます。天然のクーラーですね。これが美味しいコシヒカリを作っているのです。

清らかな水と、ミネラルたっぷりの粘る田んぼの土と、きれいな空気と、涼しい夜、それがもてぎのコシヒカリを美味しくしているのです。
隣町で作られる大嘗祭の献上米。 きっと神々にもご納得いただけるのではないかと思います。

ろはすっぺ もてぎのコシヒカリのお店
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